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サンタはこまりはてていた。このままではクリスマスにしごとができない。それではじぶんはサンタではなくなってしまう!
そのことをかんがえるとぞっとした。
りゆうとかではなく、もっとほんのうてきなところでそういうふうになっているらしかった。
もちろん、トナカイにたいするざいあくかんはあったけれど、りんりとかモラルからときどきすこしはずれることでしか、じぶんをたもつことができないことをサンタはしっていた。
よいこにしかプレゼントをくばらないサンタは、とうぜんよいひとにきまっているしそうであるべきだ。
よのなかのせんせいやけいさつのひとがそうであるように、サンタもまたとりかえしがつかなくなるほどのフラストレーションをかかえていたのだった。
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