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僕のおばあちゃんが今年の4月に亡くなりました。
大腸がんが再発して頚椎に転移した結果だそうです。
母から半年ほど前に
「おばあちゃん、長くないよ。」
と宣告を受けましたが、病院に見舞いに行くといつでも満面の笑みで迎えてくれ、元気そうにしていたので、病状が深刻なんて全然信じられませんでした。
実際は毎日のように激しい痛みに襲われ、布団の中で泣いていたそうです。
そんなこと知らなかった・・・
当時僕は高校3年で大学受験をひかえていて、精神的に不安になってたのですが、おばあちゃんは
「○○なら絶対受かるよ!」
と励ましてくれる唯一の人でした。
その言葉に励まされたおかげで第一志望の大学に合格し、真っ先に合格通知を持っていくと、おばあちゃんはとても喜んでくれました。
しかし大学の入学式の8日前に容体が急変し、眠ったままで口もきけなく、食事も一切とれない状態が続き、入学式の次の日に亡くなりました。
オリエンテーションを受けている最中に母からのメールが入り、急いで家に帰ったのですが、冷たくなったおばあちゃんと対面したとき、涙があふれて止まりませんでした。
声をあげて泣きました。
後に母から聞いたのですが、おばあちゃんは自分の病状も余命も知っていて、受験があった僕のことを一番気にかけてくれていたそうです。
大学が決まった後も
「あと1年病気が遅かったら、たかの入学式に行って門出を祝ってあげれたのに」
とよく母につぶやいていたそうです。
現在僕は実家から遠く離れた場所に一人住んで、大学生活をしています。
窓際には病院のベットの上で微笑むおばあちゃんの写真。。。
僕はおばあちゃんからもらった優しさ、思い出を絶対忘れない。
これからもずっと。
大学でがんばるから、見ててね、おばあちゃん。
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