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玲「ん?どうし…げっ!」
俺は啓介の差した方向を見た瞬間、俺は思わずそんな声を出していた
啓介の差した方向には、人目も憚らず、俺達に手を振っている女の人がいた
それは紛れも無く、俺の母さんだった
母さん…喜ぶのは勝手だが、頼むからそんな恥ずかしい事は止めてくれ…
周りの人が変な目で見てるから…
てか、父さんも由美さんも他人の振りなんかせずに、あの暴走女を止めてくれよ!
玲「啓介…俺、帰っていいかな?」
啓介「却下だ。」
玲「だよな~…ハァ…。」
こうして俺は、最悪の精神状態のままで入学式を迎えた
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