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玲「ハァ…全く…うちの母さんだけは…。」
学校の帰り道、俺はため息をつきながらそう呟いた
由希「まあまあ、いいじゃない。玲奈さんだって嬉しかったんだよ。」
玲「でも、たかだか高校の入学式だぞ?あんなにはしゃぐこともないと思うが…。」
啓介「でも、ああいった事は今に始まったことじゃないだろ?」
玲「まあな。」
啓介の言葉に、俺は頷く
そういえば、中学校や小学校の入学式の時も、母さんは今日と同じような奇行に走ってたな…
ヤベ…思い出したくないことを思い出してしまった
響也「まあ、今日の事はあんまり気にしない方がいいぞ?」
玲「そうだな…。」
ポンと肩を叩きながら言う響也に、俺は頷いて答えた
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