始まり

33/34
1449人が本棚に入れています
本棚に追加
/53ページ
玲「ハァ…全く…うちの母さんだけは…。」 学校の帰り道、俺はため息をつきながらそう呟いた 由希「まあまあ、いいじゃない。玲奈さんだって嬉しかったんだよ。」 玲「でも、たかだか高校の入学式だぞ?あんなにはしゃぐこともないと思うが…。」 啓介「でも、ああいった事は今に始まったことじゃないだろ?」 玲「まあな。」 啓介の言葉に、俺は頷く そういえば、中学校や小学校の入学式の時も、母さんは今日と同じような奇行に走ってたな… ヤベ…思い出したくないことを思い出してしまった 響也「まあ、今日の事はあんまり気にしない方がいいぞ?」 玲「そうだな…。」 ポンと肩を叩きながら言う響也に、俺は頷いて答えた
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!