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そんなこんなで、最初へと戻る…
玲「いいんだいいんだ…どうせ俺なんか…」
先程からずっとこの調子ね玲に、誰も話しかけれずにいた
その時…
響也「しゃあないな…。ほら、顔を上げろよ。俺が勉強を教えてやるからさ。」
響也がふと、そんなことを言った
玲「えっ?」
響也の意外な言葉に、俺は顔を上げる
響也「だから、勉強を教えてやるって言ってんの。追試は来週の月曜だろ?んじゃあ、その前日の日曜にやろうぜ。
追試は割と簡単な問題が出るらしいから、一夜浸けすれば何とかなるだろ。」
玲「い・いいのか?確かお前、日曜に大事な用があるとか言ってたのに…。」
響也「親友の大ピンチだからな。そんなことも言ってられないよ。
このまま、補習三昧で夏休みを過ごさせるのも可哀相だしな…。
それでいいよな?葵。」
葵「そうね…私も手伝ってあげるわ。感謝しなさいよ。」
葵はため息をつきながら、それでも快く承諾してくれた
啓介「おっと!俺を忘れてもらったら困るな~。玲、安心しろ。俺が教えるからには、追試で満点を取らしてやるよ!」
由希「アンタ達が参加するんなら、アタシも参加しない訳にはいかないわね。」
啓介と由希も、ニッコリと笑いながらそう言ってくれた
玲「皆…ありがとう…。」
俺は、嬉し涙を流しながら、4人にお礼を言った
こうして日曜日に、俺の家で勉強会を開くことになったのである
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