追試

16/17

1449人が本棚に入れています
本棚に追加
/53ページ
玲「啓介はな…小さい頃から、ずっと思いを寄せている子がいるんだよ。」 俺は3人に、啓介が彼女を作らない理由を静かに語った 響也「想ってる子?」 玲「あぁ。その子は、俺達3人の幼なじみで、家庭の事情で東京で暮らしてるんだけど…啓介は幼稚園の時からその子の事が好きなんだ。ここまで言えば、由希は誰だか分かるだろ?」 俺の言葉に、由希は頷く 響也「そうなのか…ん?家庭の事情って…何かあったのか?」 葵「響也…そういう事は、あまり追求したら駄目よ。」 響也「あっ…そうだな。 ゴメン、さっきの言葉は気にしないでくれ。」 玲「別に構わないよ。 まあ家庭の事情って言っても、ソイツの父親が東京で仕事をしてるっていうだけだけどな。 本人は、こっちに残りたがっていたけど…。 多分、ソイツの親父さんの名前はお前達も知ってると思うぞ?」 響也「そうなのか?」 玲「あぁ。」 響也の言葉に、俺は頷いてそう答えた
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1449人が本棚に入れています
本棚に追加