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玲「啓介はな…小さい頃から、ずっと思いを寄せている子がいるんだよ。」
俺は3人に、啓介が彼女を作らない理由を静かに語った
響也「想ってる子?」
玲「あぁ。その子は、俺達3人の幼なじみで、家庭の事情で東京で暮らしてるんだけど…啓介は幼稚園の時からその子の事が好きなんだ。ここまで言えば、由希は誰だか分かるだろ?」
俺の言葉に、由希は頷く
響也「そうなのか…ん?家庭の事情って…何かあったのか?」
葵「響也…そういう事は、あまり追求したら駄目よ。」
響也「あっ…そうだな。
ゴメン、さっきの言葉は気にしないでくれ。」
玲「別に構わないよ。
まあ家庭の事情って言っても、ソイツの父親が東京で仕事をしてるっていうだけだけどな。
本人は、こっちに残りたがっていたけど…。
多分、ソイツの親父さんの名前はお前達も知ってると思うぞ?」
響也「そうなのか?」
玲「あぁ。」
響也の言葉に、俺は頷いてそう答えた
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