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「おぉ、丁度良い。新見さん!」 屯所内で、呼ばれた男はゆっくりと振り返る。 「なんだね――土方くん、‥山南さんも」 「いえね、これから二人で呑みに行こうと思っていたんですよ。新見さんも如何です?」 「副長三人、今後の新選組について‥熱く語りましょうや」 新見はこの時、少なからず違和感を持った。普段では考えられない誘いに。 しかし‥―― 「‥いいだろう」 そう、答えた。 .
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