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あるソフトボール部の試合にて…
「次はキャプテンですょ」
「でっかいの打ってください」
「満塁、で2OUTか、ここは、ホームランしかないですな」
「来た」
かき~ん
球はどんどん遠くへ
どんどん遠くへ
そして
[パリーン]
「パリーン?」
「おう‼窓が割れてる、泰子⁉強盗だ、警察に電話だ‼」
高須君の叫び声
猛ダッシュで高須君の家へ
「高須君、ごめんなさい、私が打ったボールで窓が割れちゃって」
「なんだ櫛枝か、なら仕方無いな」
「…ごめんね」
「なんて許すかと思ったか‼」
「えぇ⁉」
「泰子、早く警察に電話しろ、裁判も起こすぞ」
「待って高須君、ゴメン、本当にゴメン」
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
目が覚めたら
そこは家だった
「なんだ夢か」
安心した。
「泰子、櫛枝が目を覚ましたぞ」
私はまだ、夢から覚めていないようだ。
「…という、夢を見たんだ」
と春田君の夢話の後に話した。
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