能登

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昨日に引き続き 自己紹介だ 今回は教室から お送りするぜ!! 好きなタイプは そうだな… 木原みたいな あんなガサツな女の子は嫌だな 例えば、亜美ちゃんみたいな おしとやかな 「お~い能登っちぃ~、木原に聞かれてるよ」 「お前の嘘はもういい!!」 春田が「本当なのに…」 と呟いてるが 今日は騙されないぞ!! とりあえず木原は駄目だ 見た目良くても中身がな 少しは亜美ちゃんを見習って 美しくおしとやかに 「…私はおしとやかじゃなくて悪かったわね!!」 木原が腰に手を当て こちらを睨んでいる。 「なっ…き、木原!?」 「いいわよ、あんたなんかに好かれなくたって」 木原はそのまま 教室から出て行ってしまった。 「HaHaHa、お前も俺の仲間だなぁ、能登ぉ!!」 サンタの格好をした 北村が、サスペンダーをいじりながら 近づいてきた。 その後 能登がどんな物を見たのかは 誰も知らない。
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