インコちゃん

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「泰子?インコちゃんにご飯あげてくれ」 「わかったぁ」 こいつは、高須泰子 紛れもなく、俺の母親である。 自己紹介が遅れたが、俺は高須竜児、顔が厳つい以外は普通の高校生だ 「…て、誰に紹介してるんだ?」 「どうしたのりゅうちゃん?」 「なんでもない、それより、インコちゃんにご飯をあげたのか?」 「いまあげるよ」 「ヤッチャンおはよっ」 「おはょうインコちゃん」 「イ、イン、[インリン]」 「インリン?」 「インリン?」 泰子も俺も驚いた 一体何故? 「って、泰子」 「ふぇ?」 「M字開脚になってるぞ」 実の親のそういう行動は意外とひく。 「やっちゃんねぇ、きのうね、おきゃくさんにおかしもらったんだ、りゅうちゃんにあげる」 「お菓子?」 安い駄菓子だろう… 「こうきゅうわたがし‼」 「おう‼」 安っぽいのか、高価なのか微妙だ‼
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