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「店長、もう大丈夫です。」
泣き止んだ顔にお化粧を治して気合いをいれた
『辛くなったらいつでも合図してね!』
「はい。」
その次の席に着いたのは誰かのヘルプで優しいおじいちゃんのような人だった
「はじめまして」
【はぃ、初めてまして。】
今度はあのサラリーマン風の客とは全く違い、私の性格の良さを誉めてくれる方だった
「ありがとうございました」
最後の席に着き、私のホステスとしての1日が終わった
『まおちゃん、ちょっと来て。』
店長に呼ばれ明るくなった店内でお話をした
『今日は1日どうだったかな?』
「疲れました…」
『そうだよね。最初に嫌な思いをさせてしまってごめんね。はぃ、これ今日1日のお給料。』
茶色い封筒が手渡され中を見ると二万円が入っていた
「こんなにいぃんですか!?」
『本当はこんなに渡せないんだけど嫌な思いをさせてしまった分もあるし、頑張ってくれたからね。』
「…‥ありがとうございます‥‥!」
『また、うちに手伝いとしてもいぃので来てくれる?』
「はぃ!私でよければ。週末ならいつでも大丈夫です。」
『わかった、連絡する。』
「はい、宜しくお願いします。」
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