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数日後、私は荷物を整理した…
そう、てつと過ごしてきた日々の思い出のものをひとつづつ…
てつと過ごした思い出は宝物だょ…?
大切にしまっていたおこう…
宝箱にしっかり鍵をして押し入れの一番奥にしまった
そしてその宝箱には私がてつに二度と出すことの出来ない手紙もつけて…
2006年 11月4日
哲郎さま。
てつとまおが付き合っていたら今日で2年になっていたんだね。
まさか、こんな風になるなんて2年前のまおもてつも想像していなかったね。
あの日はとにかく幸せで2人とも泣き笑いしてたっけ。
でも後悔していないんだ。てつに大好きな人が出来て今は違う場所にいるけど一緒に過ごせたこと本当に誇りに思うの。
だって、私はこんなに好きになった人に出会えることが出来たから。人を愛せるんだって気がついたから。てつに出逢なければ無かったかもしれないな…
てつにフラれて自分は不幸だってずっと思っていたけど、今となってはすごく幸せ。友達の大事さに気づくことが出来たから。それはてつがくれた最後の大きなプレゼントだったんだね…
あなたが幸せでありますように。
そしてあなたに負けないくらい幸せになるよ。
ありがとう。
斎藤まお より
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