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…断ったはずなのに
気づいたら放課後
仁に強制連行されカラオケにいた…。
「俺普段から歌謡曲もあんまり聴かねぇからいきなりこんなトコ連れて来られても歌えねぇよ!」
仁はもう俺って言うよりも、翔太とバンド組む事に必死になってると見える…
「1曲歌ったら帰らせてもらうからな…」
とりあえず俺がどれだけ音楽に疎いかを知れば諦めてくれるであろうと…
歌詞もメロディも無視して歌おうと…
とりあえず妹がやたら夜に大音量で流しているヴィジュアル系のバンドの曲を選曲して歌った…
歌い終わった後は仁も翔太もしばらく黙ってた…
「だから言っただろ、まず俺に歌わせるって事がム…」
『おまえヴィジュアル系なんて聞いてたん?』
いきなり翔太が聞いてきた
「いや、妹がウザいくらい毎日大音量で流して聞いてるから、たまたまコレは覚えてただけ…」
翔太は小刻みに頷いていた…
『賢介…、合格!決定!!』
だから仁は翔太とヤりたいだけだろうが!!
それに仁そんなにヴィジュアル系好きだったっけ???
『もう何でもいいの!賢介が一緒にヤるって言うまで帰さないんだから☆』
悪乗りのオネェ言葉使うの気持ち悪いからやめてくれ…
『マジで賢介ヴォーカルやるなら俺バンドやりたい…』
翔太…
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