★事件★

7/8
前へ
/103ページ
次へ
  付き合ってるフリするって言っても、実際私は誰とも付き合った事ないし。 どうしていいかわからない。 それに証拠なんてものも当然ないし…。 やっぱり嘘はよくないよね…ってな訳で彼女に自分は無関係だと言おうとしたその時、 「……わかった。納得できたら別れてくれんだよな?」 渋谷陸は彼女に確認するかのようにそう言った後、視線を私の方に向け、近づいて来た。 ――え?何、何!? 納得できるような証拠って… え?あるの!? 無いはずの証拠とは何なのか…少し気になった私。 それが失敗だった。 その為に、渋谷陸がとっさにとった行動に見入ってしまい、阻止できなかったからだ。 視界が狭まったその時、   !!!!! 証拠って…これ!? 唇には生温かい感触と至近距離にある渋谷陸の顔……。   証拠=キス    ――あ~なるほど…。 。image=219194587.jpg
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加