必需品だろ?

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「ほら、これ。安心しろ、未使用だから。」 はい、と幸廷は紘杷の手にポンと渡した。 「これは?」 「あー……」 幸廷は言いにくいらしく頭を掻いた。 「……必需品だろ?男同士の。」 「はぁ?」 ………………。 「紘杷……これの使い道知らないの?これが何か分かってない、とか?」 「あ、あぁ。」 紘杷は頷くしかなかった。
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