オレを好きになればいいのに……。

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「まぁ、うちの兄貴なら……と言うか叔父なら、はねのけることも可能ですけどね。叔父はあの世界に名だたる日本最大の企業――多樹(たき)グループの重役ですからね。」 「え……えぇっ!?」 佐伯くんの家族・親族の豪華な顔ぶれには、本当に驚かされる。 「……助けたいんですか?」 佐伯くんは声を絞り出す。 「え?」 「助けたいんでしょう?その人を。」 苦しそうに辛そうに話す佐伯くん。 そうさせているのは……私?
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