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「オレが何のために演劇部に入ったのか、同じ大学の同じ学部に進学したのか、先輩は気付いていなかったとでも言うつもりですか?」
「それは……」
薄々は感じていたけれど、今まで確信が持てなかった。
「あなたが、好きだからですよ。それ以上でもそれ以下でもない。オレはあなたが好きだから、少しでも近くにいたかった。」
「佐伯くん……」
「オレはもう我慢しない。どんな手を使ってでも、必ずあなたを手に入れてみせます。心も、体も、全て。」
激しい愛の告白に、私の思考回路は混乱して停止した。
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