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コーヒーの影 問題編
今日、漠は新刑事に呼び出された。
内容は事件の手伝いということだった。
なんと事件は新刑事の目の前で起きたそうだ。
事件の内容を聞くとつぎのような事を語った。
「あれは三日前、僕は同級生の妹に呼ばれ会いに行った。」
「その妹は一年前に親が病気で亡くなり、遺言で姉と遺産を分け合ったのだが」
「その姉は自分の分け前が少ないと言って揉め事を起きた」
「妹は姉が病気の親の世話をしなかったのだから当然だといった。」
「それからもたびたび言い合いを続けていたが」
「その姉がお茶会を開くと言ってきた。」
「お茶会に弁護士を呼んでもう一度遺産の事で話しをしたいと言う。」
「妹はお茶会で姉に殺されるのではないかと姉の同級生で信頼できる新刑事に相談したのだ」
新刑事は話を聞きその妹と共にお茶会に行くことにした。
お茶会と言っても最初は遺産の話ばかりであった。
そのうち、姉が「休憩にしましょう。」とコーヒーを入れてくれた。
妹はコーヒーを飲まないようにしていたが姉が「毒なんか入ってないわよ」
「それとも私のと交換する」と姉が差し出した口のついていないコーヒーを妹は飲もうとしたが姉の狙いはそこにあると思いやめた。
すると、今度は姉が
「なんなら私が毒味してあげる」と妹のコーヒーを少し飲んだ。
姉が大丈夫だったので妹は姉といっしょにコーヒーを飲んだ。
新刑事と弁護士はその光景を見ていたが
5分後、妹が倒れ、近くに駆け寄った姉まで倒れた。
新刑事はすぐに救急車を呼んだが妹は手遅れで姉のほうはなんとか一命だけ取り戻したが瀕死の状態だっだ。
そのあと、警察が調べたが毒は姉と妹のコーヒーに同じ量しか入っていなかった。
そのあと、姉を調べると以下のことがわかった。
まず、姉は腕のいい薬剤師で毒は姉が作ったものであること。
姉が病で先の命が短いことから警察は次の答えに達した。
姉は妹と無理心中をはかったのだと
新刑事は納得するはずがなく漠に相談したのだ。
「犯人は姉で間違いないですね。」
「多分その姉は毒を飲んでも大丈夫だったはず」
「なんでだね。姉と妹は同じ量の毒を飲んだのだよ。しかも姉は瀕死の状態になったのに」
漠は新刑事にある事を言った。
さて、姉はどうやって自分だけが助かるようにしたのだろうか?
解答編に続く
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