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次の日、昨日は怖かったが一晩寝るとその恐怖はかなり和らいでいた。
聞こえた音が現実のものかすら疑わしい。
夢だったのかもしれないなそんなことを考えながらいつも通っている学校への道を歩いていた。
「おーい、光治!」
うしろから一輝の声がした
一輝は俺のところまで走ってきて、いったん息を整えた。
「おっす!
なぁなんで三回も呼んだのに気付いてくれねえんだよ。
何か考え事でもしてたのか?」
三回も呼ばれていたのか・・・
昨日のことを一輝に話したら、一輝は信じてくれるだろうか?
きっと信じないだろうけど、話してみようか。
「なぁ一輝、昨日自分の部屋にいるときに誰かが階段を上がる音が聞こえたんだけど誰もいなかったんだ・・・。
どう思う?」
一輝の返事は・・・
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