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ありがたやーと転校生もとい女神様を心の中で(ここ重要)拝んでいると、既に羨望の的となっている転校生もとい女神様(面倒臭いから女神のめっちゃんでいいかな?駄目か)と目があった………気がしただけです。
調子に乗らない事に対して定評のある聡君は健在ですよー。
そんな俺の馬鹿な思考回路を無視するかの様に、女神こと結崎瑠璃サンは視線を俺にロックオン☆しながら向かって来る。
だから調子に乗らない事に対しt(ry
そうこうしているうちに、結崎サンは俺の隣の席に座り、しかし未だ視線は俺にくぎ☆づけ♪
いい加減気持ち悪い?分かった、善処しよう。
しかし困った。これまでの人生の中で、美少女に無言で見つめられるなんてシュチュエーションに遭遇したことはない。
冴えない普通の人生送ってれば当然ですよねー。
よし、とりあえず自己紹介…って、どうせこの後HRでやるから二度手間だよねー。
ほら、案の定自己紹介タイム始まっちゃったし。
このままではいかん、当たり障りの無い内容をば考えなければ。
誠一が自己紹介で、「山元君は僕の心の友と書いて心友です」なんて言ってる事も、一年の頃から同じクラスメイトだった奴らから同情と憐れみを込めた視線を感じた事もドスルー。
スルースキルに関しても定評のある聡君には造作も無い事です。
なんて考えている間に俺の番来ちゃった。
どうやら結崎サンは先程自己紹介を終えているので飛ばされた様です。
とりあえず皆に倣い立ち上がり、
「どうも、山元聡です。先程の馬鹿とは無関係なのでよろしくお願いします」
瞬間、隣に座っていた結崎サンが急に立ち上がり、
「やっぱり…」
………何が?
「やっぱり…『さーくん』なんですね…?」
サークン?ナニソレオイシイノ?
「私です…『るーちゃん』です」
恥ずかしそうに『るーちゃん』なる単語を口にした結崎サンが非常に可憐でございますでごわすよ?
…いけない、テンパってしまった。
とにもかくにも、この異様な空気をばなんとかしなくてはならないでがんす。
思考回路は~ショート寸☆前♪(古いかっ!?)
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