覚醒vo1

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ポカ💥 イテッ 「なに ボケッとしてんの? 時間間に合うの?」オフクロのおかげ?で現実に 戻って来た俺は カバンを 背中に背負って 急いで 駅に 向かった ポカポカ陽気の 桜 満開の季節 回りの景色を 見る余裕も無いまま ホームに 今着いたばかりの列車に 飛び乗った まさか ここから あんな事が 起こるなんて… 急いで 走って来たので 深く息を 吸い込み 呼吸を 整えた まだ 心臓は 暴れている 身体動かさなアカンなと一人ボヤキながら 椅子に座り…うん? 辺りを 見回し 少しばかり 奇妙な事に 気が付いた いくらなんでも 空いている! 朝 この時間帯 いつもなら 通勤ラッシュで ぎゅうぎゅう詰めなのに 今朝は 数えるほどしか 乗っていない しかも 乗っている 総ての人は 手袋やら 毛糸の帽子やら ダウンジャケットやら 真冬の服装だった 何故? いくらなんでも もう春なのに? 一人の男が こちらを 見ている事に気付いた いつから 見られて 居たのだろう その男は 明らかに こちらに 向かってくるようだった
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