-1

8/9
前へ
/18ページ
次へ
少年は冒頭に描いた佇まいの他、頭に白いフクロウ(ハク)・右肩に紅いトカゲ(コウ)・左肩に黒い仔犬(クロ)を載せている。 少年曰く『パートナー』なのだが。 彼?(彼女?)らは、少年の過去の『試練』に於いて打ち負かされた異世界の神獣達である。 彼?(彼女?)達は少年に平伏し、彼を御主人と呼び、なついているがそこら辺も割愛(笑) 「父さんはなんて言ってた?」 少年が少女に問いかける。 「今回は、パートナー…クロ・ハク・コウは連れてっちゃダメだって。何だか、昨日母さんが料理してる横からチョッカイ出して、お鍋を焦がしちゃったみたい。」 「んあぁ?」 不機嫌そうな声とともに、自分に載っている三匹に軽く殺気を飛ばす。 ビクッと体を強張らせ、冷や汗をかく三匹。 人語を解し会話もできるため、少年に対し色々と言い分けをしているが割愛。 「取り敢えず火傷とかは無かったから、今回はお留守番って事で許すって。」
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加