PЯOLOG∩Ё

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――神様が存在するのなら、それは何のために存在するのだろう……? 「さぁな。」 ――神様が存在するのなら、なぜ誰も神様を知らないのだろう? 「さぁな。」 ――神様が存在するのなら、誰が神様を生み出したのだろう? 「さぁな……つか、しつこいな。」 ――ごめん…… 「つか何なんだよ、こんな所に呼び出しといて。いったい何の用だっつの?」 ――僕の話を聞いてくれるかい? 「はぁっ!!?」 ――これはね、とある神様の…… 「また神様かよっ!?、うんざりだっつのさっきから神様神様ってよぉっ!!」 ――ごめん。でも聞いてくれる? 「……わかったよ。どうせやる事も無いしな。」 ――ありがとう。 「いいから話せ。」 ――これは、とある神様が行ったゲームのお話だよ。 「ゲームだぁ?」 ――うん、ルールは簡単。神様の出す様々な試練にプレイヤーが挑むだけの、単純なゲーム。 「プレイヤー?、神様は参加しないのか?」 ――うん、神様はゲームの主催者だから。 「ふ~ん……」 ――それでね、すごいのがね、ゲームの勝者には願い事を一つ叶える事ができるんだ。 「願い事?」 ――うん、神様はそんなゲームを国中の人達を集めて行った……そんな物語だよ。 「へぇ……軽く興味あるな。んなもんがあったのか?」 ――うん、もう何年も前だけどね。 「じゃあ今でもその神様ってのはいるのか?」 ――それはね…… "これから、話すよ"
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