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クラスは別々だったけど…僕はAクラス…彼はBクラスだった。
時は過ぎ…僕は背の小ささに少しコンプレックスがあった関係で何故かバスケット部へ一年生の春に入部してから…既に一年過ぎていた。
先輩達も厳しかった反面…優しさと強さを教えてくれた。
気付けば…大会にも何度か出場し…僕は補欠からメンバーへ昇格し…少しずつ背も伸びていった。
毎日繰り返し厳しい練習に耐えて…僕は無我夢中で取り組んでいた。
二年に進級すると…バスケット部にあの彼が入部してきた。遥だ…まるで風のようなプレイヤーで、一年掛けてやっとメンバーに撰ばれた僕とは比べ物にならないくらいだ。
運動神経が元々良いのか…僕が彼とワンオーワンをするときは…何故か抜けなかった。
悔しいと言う思いより、羨ましいとか…その運動神経の半分でも欲しかった。
「よし!練習はこれまでお疲れ様でした」
キャプテンの…平塚先輩の掛け声で解散になったが…僕は彼に後片付けの手順を教えた。
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