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そう願っていると、倒れている祈ちゃんが立ち上がった。
だけど…
なんだかいつもとは違う雰囲気の祈ちゃんだった。
「なんだよ、まだ俺様とやるつもりかよ」
そう言って私は離された。
けれども、またバットを持って祈ちゃんに殴りかかっていった。
私は祈ちゃんが殴られる瞬間、身体全体が見たくないと言ってるかのように、押さえ付けられているのだけど、全身が拒否するかの様に横を向いた様に感じた。
ふと目を開けると、さっきまで祈ちゃんが着ていた上着が私を包んだ。
それに、大人たちに押さえ付けられてはずなのに、解放されている…。
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