任務

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任務

西暦50XX年、人類は至上最大の危機に瀕していた。 曾て地球に隕ちて恐竜を絶滅させたと言われる、直径10kmの隕石を遥かに凌ぐ大きさの小惑星が地球に衝突する確率が高いと予言されたのだ。 確率は1/21、天文学的に類を見ないこの確率は全世界を震撼させた。 しかしその小惑星は何事もなく、地球の脇を通過。大惨事は免れた。 しかし翌年国際小惑星研究所が新たなデータを公開した。 それは地球との衝突を免れた小惑星の引力により、別の更に巨大な小惑星が地球に向かっていると言う…。 そしてその確率は何と3/4 急遽世界中の853ヶ国が戮力して宇宙船ポレロを造り上げた。 しかしそれは今までの宇宙船と違い、物凄い短時間で造られたのだ。 何せ隕石衝突まで時間が無かったのだから…。 そして小惑星一個を粉々にする爆弾を一つ積んで、ロシア連邦の内部に西暦4222年に独立宣言したロチカン市国のエリート宇宙飛行士1人が宇宙へ旅立つことになった。
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