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そしてずっと気になっている事を英明は話出す。 「なぁおまえ今回の件、どう思う?」 「どうって・・・やっぱ外が生きているんじゃないの?」 「じゃ何故『神の塔』は俺たちをこのままにしとくんだ?」 「えっ???」 有里が困惑した顔を見せる。 沈黙が流れはじめる。 何故ならば『神の塔』は管理者であってドーム内も外の世界もどうなっているのか管理しているはずだからだ。 「オレ、このことをずっと考えていたんだけど、もしかして『神の塔』はオレ達をだましているんじゃないか?」 「どうなんだろう・・・。でも本当に住める状況じゃないかもしれないよ。ただあの鼠だけが住める環境下であっただけかもしないよ。」 「かもしれないが、前々からオレは『神の塔』がうさんくさくも思えてたんだ!あの中がどうなっているかも、わからねぇ。入ったことがあるって奴も聞いたことがねぇ。そもそも噂ばかりだけで中には人っこ一人さえ、いるかどうかも、わからねぇぞ。」 「そうだけど、『神の塔』を疑ってどうしようってのよ。鼠が入ってき場所を探せばいいじゃないのよ」 「たしかにそうだな・・・。とりあえず今は入り口探しだな・・・。」 話が終わり、家が見えてきたころ、家の前に赤いランプが付いた車が止まっていた。 警察だ・・・。 そして車の中に居た二人が降りてきてこっちへ向かってきた。 「君達が真田英明君と折原有里さんだね。」 やばい!なんとなく英明はやばいと感じた。 だが逃げれそうにない・・・。 「ちょっとご同行お願いできるかね?話だけ聞かしてくれないか?」 二人はうなずくだけだった。
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