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ヒゲを生やした強面の男が口を開く。
「おまえ達なぜココに連れられてきたのか、わかるか?」
低い声に圧倒されたのか3人とも下を向いたまま黙っていた。
だが先に口を開けたのが勝田だった。
「ごめんなさい。興味本位で図書館の地下を開けたんです。」
強面の眉間にしわがよる。
「興味本位だ~?おまえら不法侵入だぞ!!しかもハッキングもしやがって。開けたのはどいつだ?」
恐れながらも勝田が手を上げる。
「おまえか。くだらんことしやがって。仕事増やすんじゃねぇ!」
少し切れ気味ながらも、あまり怒っているようには見えなかった。
もしかしていい人なのかもしれない。
「まぁお前らは未成年だ!親も心配してるだろうし、今日は指紋と写真を撮ったら帰っていい。これから絶対進入するんじゃねぇぞ!」
英明達は『もう終わり?これだけ?』という感じで呆然としていた。
結局英明たちは写真など撮られただけで20分後には開放された。
帰りにはあの強面の刑事が送ってくれる事になった。
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