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不可解な点は他にもあった。
４件とも凶器となるものが出てこなかったことや、そんな殺人事件が起きたというのにも関わらず村人がそこから離れようとしないことだった。
謎は深まるばかりだった…。
８２人という数の人間が殺された百尾村が、全く世間に公表されていないのも、万に一つ、「祟り」の可能性を秘めていたからに違いない。
そしてこれ以上の犠牲を出さない為に、警察は動けないでいた。村の入口となる一本の橋には、「立入禁止」という看板が備え付けられた。
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