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土砂降りの雨。吹き荒れる風。
そんな中、町を駆け抜ける一人の女性がいた。
彼女の名は【二宮佐恵子】。
今では売れっ子有名作家だ。
大ヒットした小説、「ブラックマンションに潜む悪魔」で一躍有名になったサエコは、その後数々のヒット作を生み出した。
だが彼女にもスランプに悩む時期があるのは必然だった。
何故ならヒットした全ての作品が、怪事件、難事件をモチーフにした作品だったからだ。
警察を悩ませる難事件が、起きないことから彼女の作品はその後生まれることはなかった。
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