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『悪の王女』と呼ばれた娘の死刑執行のその時に、
民衆の怒号等に混じって、
終わりを告げる鐘の音と、少女の悲鳴が、広間に鳴り響きます。
ディンードーン、ディンードーン、ディンードーン。
すると、民衆達には目もくれず、”王女”はこう言いました。
『アラ、オヤツノ時間ダワ。』
ザシュ………!
人々の津波のような大歓声に、
少女の悲鳴は掻き消され、
真実は誰の耳にも届きませんでした…。
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