研究開始……そして

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中に入ると一面真っ赤に染まったかのような部屋に再びギョッとさせられた調査隊の二人     調査隊員「なんすかコレ、不気味すぎでしょ~」     そう愚痴りながらも中ほどまで進む三人     水槽を覗き込む調査隊員     調査隊員「あっ、コレ折れた方の花だ」     調査隊長「これはどういう事なんだ?」     チーフ「研究は明日からなんで詳しい事は解らんが、もしかしたら危険シグナルを表す光なのかもしれないな」     調査隊長「危険シグナル?」     チーフ「いや 💦あくまで仮説だ、だが、この花は折れている、だが光を放ち続けている以上、この花は生きている、と言う事は弱っているかもしれない…ゆえの危険シグナルと思った訳だ」     調査隊長「それだけ?」     調査隊員「それだけ?」     チーフ「ふ…二人して何だ?仮説なんてそんなモンだろ、なんなら別の仮説立ててみるか?」     調査隊長「あっ……いや、うん、それでいいんじゃないかな、アハハ」     調査隊員「じゃあ僕が、えっと…」     スパーーン‼‼‼ 新たな仮説を立てようとした隊員の頭を平手でひっぱたいた     調査隊員「痛った~~隊長何するんですか」     調査隊長は隊員に耳打ちするように小声で話す     調査隊長(仮説なんだから奴を熱くさせるな、2日帰れなくなってもいいなら仮説立ててもよいが)     その言葉に恐る恐るチーフを見ると普通だった目はすわってコチラをガン見していた     調査隊員「あっ………あっいえ、何でもありません、素晴らしい仮説ですね」     そう言うとチーフは笑顔に戻った
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