感染-第二期

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==災害対策センター==   通信がひっきりなしに入ってきていた     オペレーターA「はい、はい、現在鋭利対策中でして…はい申し訳ございません」     オペレーターB「申し訳ございません、お怒りはごもっともですが、何分解析がままなっておらず………いえ現在対策チームが身を粉にして研究している最中でして……はい申し訳ございません」     オペレーターC「はい、海外ではこのような事例がなく薬も何が適正かが解らない状態でして、はい申し訳ございません」     対策委員A「室長、もう通信がパンク状態です。」     対策委員B「メールもサーバーがストップしてしまうほどです」     対策委員C「このまま手を拱いていても始まりません」     室長「解っている、一度に言うな……………すまんが君、」     オペレーターD「はい、なんでしょうか?」     室長「社外通信遮断後、内閣に繋いでくれ、緊急を要すると」     オペレーターD「かしこまりました」     室長「一体なんでこんな事に…………花の痣が出た時も内閣には通達したってのに………官僚共は素知らぬ顔だ……」     対策委員D「室長、これを見てください、今、問い合わせが来ている分布図です。点々としている所を除くと、このように扇状に被害が広がっているんです。」     室長「………たしかに…………だが、ここに共通するものとは………」     対策委員E「まさか…………」     突然何かを探し始める     対策委員E「あったコレだ………見てください室長、これは河川敷です。」     室長「河川敷?」     対策委員E「見てください、このように分布図と照らし合わせると川が広がってるのと重なるんです」     室長「しかし幾重にも別れた川が………まさか」     対策委員E「そうです源流がココなんです」     室長「ココは………おい君、」     オペレーターD「はい、何でしょう?」     室長「遮断は無し、引き続き通信対応に専念してくれ」     オペレーターD「かしこまりました」     対策委員F「室長?」     室長「内閣には私が直に連絡を入れる、当面、私の部屋には立入を禁ずる」     そう言うと室長は対策本部室を後にした
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