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翌日、緊急招集による国会が開かれた
状況を説明するために災害対策本部からも数名、室長を含め呼び出されていた。
一通りの説明を終えると議論は開始されるも決まったやり取りの往来に時間ばかりが過ぎていった
一旦休会になろうとした時、室長は総理に耳打ちで何かを伝えた
すると総理は数名の幹部と共に別室へと入っていった。
数分後、室長が地図を持って現れた
総理「詳しい説明を頼む」
室長「解りました。まずこの地図をごらんください。
赤く点々と記されたのが今現在、被害報告を受けている分布図です。
この集中している所を辿るとココにたどり着きます」
総理「ふむ、それで?」
室長「はい、次に河川図を重ねますと、源流がある事が解りました。ここの地区に何があるか…………」
総理「地区?」
幹部A「ここは……」
総理「君は解ったのかい?」
幹部A「総理、ここには国で管理統括、さらに機密扱いの研究施設がございます。地図上では大学と言う風にはなってますが………」
総理「何⁉本当かね?」
室長「総理が知らないのも無理ありません、まだ総理になられて数ヶ月しか経ってませんから、しかし事実です」
総理「で………どう言う事なんだ?」
室長「簡単に言いますと、この研究施設から何かしらのモノが垂れ流され被害が出たのではと思います」
幹部A「だ……だがそれは君の推測に過ぎないのだろ?」
幹部B「推測で我々を呼んだのか?」
幹部C「確証がなければ動きようがない」
総理「あ~~~静かにしたまえ、で……何が最善と君は考えてるんだ?」
室長「研究施設の調査をするべきと」
幹部D「冗談も休み休み言」
総理「解った了解しよう」
幹部ABCD「総理⁉」
室長「では一刻も早く着手していただきます」
総理「そう言う事だ、君達は必要な処理を頼むよ」
幹部ABCD「総理~それは無体ですよ」
総理「つべこべ言わずサッサと取りかかるホレ」
幹部達は渋々部屋を後にした
総理「君の所からも数名調査に加わる人員を割いてもらえるかい?」
室長「もちろんです」
そう言い残し室長も部屋を後にした
総理は1人、椅子に腰かけ、ため息の後、どこかにコレクトコールをかけていた
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