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少女が居た。 教室の窓から、校庭を無感情に眺める。 「…ライオン…」 見覚えがある…と、言うより知っている、と言うべきか…。 少女はそんな事を考えた。 とある世界。 のちに『最凶最惡』と呼ばれる少女の居る世界。 「………」 少女は無言で窓から目を逸らし、立ち上がった。 脳裏に、1人の幼馴染みを思い浮かべながら。
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