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ここは飲み屋のある一室…
マイクを持ち舞台っぽいところに仁王立ちする男が1人…
「あーあー!!タダイママイクノテストチュウ~…OK??…コホン!本日はこの松浦夏樹主催の『軽く昔話しようぜの会』に来てくださり誠人にありがとー☆
堅苦しいコトは言いません
今夜の出会いに…乾杯♪」
何か1人で盛り上がってるこの男…姓を松浦 名を夏樹
俺の高校からの友だ。
夏樹に言わせたら俺たちの関係は「無二の親友セリヌンなんたら!!」だそうです。
「んでさぁ!!としくん聞いてよ!!同じ職場のマユちゃんさぁ…俺が今まで何回話し掛けても微動だにしなかったんだ…
あまりにも気付かれないから…オレ、透明人間になれたんじゃね?って思ってさ……浮かれて女風呂に行ったら捕まったんだ!
………俺…その時に気付いたんだ……。
俺……無視されてたんだよ……」
こいつ…なんでここにいるの?
おまわりSAN呼ばなきゃ☆
「まぁそれは置いとけ!!!次の話聞いてくーだーさーいー!!」
「何??」
若干引き気味で俺は答えた
「俊也なんか…冷たくない?俺ら会うの三日ぶりじゃんか!!」
「めっちゃ最近会ったよな」
こいつ本当何?って感じなんですよ…
寂しがりやもここまでくると鬱陶しい
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