SweetsTime

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林檎と蜂蜜 紅茶のジャムはアプリコット (密心臓と血液 隠し味には肉片を) 銀色のティースプーン 壁に放り投げた (真っ白な骨を 墓場に捨てましょう) 早く遊ぼうよ 人形は何にも喋らない (早く私を楽しませてよ 死体は何も喋らない) 一つしか知らない 歌を唄ってみるの (ひとつしか知らない 悲鳴をあげていたの) 青い小鳥 籠から逃げて (まだ息のあった人間が 牢屋から逃げて) 雨に打たれて 綺麗にもげた羽 (私の弾に撃たれて 両腕のみを残して燃えてしまった) ねぇ 一緒に歌う? 新しい歌を教えてよ (さぁ、みんなで叫んでよ 新しい悲鳴を聞かせてよ) 誰も答えないの 誰も唄わない (誰も声が出せないの 誰も叫ばない) 一つ分けてあげる 甘くてとろけるチョコレート (お腹が減ったのね、ひとつ分けてあげる 甘くてとろける血肉を) おいしかったでしょう さぁ また歌いましょう (美味しかったでしょう? さぁ元気が出たならまた叫び声を聞かせて) 林檎と蜂蜜 赤色と金色混ぜたなら (心臓と血液 赤褐色とピンクを混ぜたなら) 黒くなるのかしら お空と同じ色 (どんな色になるのかしら? このお空(地下牢)と同じ色かしら) はやく遊ぼうよ 人形は今日も喋らない (さぁ、私を楽しませてよ 死体はどうしても喋らない) 蜂蜜かけてあげる その赤いドレス (血をかけてあげる ほら、真っ赤なドレスになったわ) 積み木で作った お城に一人 また閉じ込める (髑髏で作った 牢屋にまた一人閉じ込める) ねぇ 歌ってほしいの 唄って聞かせてよ (ねえ悲鳴を聞かせてほしいの 悲鳴を聞かせてよ) 新しい紅茶 今度はオレンジママレード (新しい人間 今度は金髪の女の子(魔理沙)) 銀色のティースプーン 壁に放り投げた (真っ白な骨を墓場に捨てましょう)
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