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いつもノーメイクで行く美羽は眼鏡をかけ下におり素早くパンを食べ歯磨きをし、鞄を持って千夏の待っている玄関へ急ぐ。
ガチャ
「ちぃお待たせぇ!」
「遅い!つかあんた…
髪は?」
「へ?……ああ〰!
忘れてたぁ!ちょっと待って!」
ダダダダダ
と慌ただしい足音をたてて奥へ消えて行った。
「はぁ~。何やってんだか。
私まで遅刻するじゃない。」
「…今のが美羽ちゃん?」
「あぁ。将の存在忘れてた。」
「ひど」
美羽の位置から見えない場所にいたのは
千夏の幼馴染みの将(マサ)
小さいときから隣に住んでいた将は、お父さんが仕事で引っ越さないといけなくなり、小学校に入る前
遠くに引っ越した。
しかしまた戻ることになり、小学二年生に同じ場所に戻った。
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