教室

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「ちぃ!ごめん。行こ!」 「遅ーい! 何分待ったと思ってる!」 「ははははは。」 ちぃ怖い と思いながら、一歩前に進む。 「おはよう。美羽ちゃん! 俺のこと知ってる?」 いきなり上から降ってきた言葉に少しビックリしながら上を向く。 「……!えっ? あ…かさき…くん?」 「うん!そーそー! 覚えててくれたんだ!! 将くん感激ぃ!」 千夏の「自分に"くん"つけるな!」と言う声を無視して 覚えてる?というかムッチャ有名なんですけど。と一人考えていた。
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