いつもの図書室へ

計画実行

僕は、ある事を計画していた。

放課後の図書室に訪れる人は少なく、さらに彼女はいつも同じ席に座る。

だから毎日、座る席を近づいていき、話すタイミングを図る。

これに何の意味があるのかと問われれば、ただの心の準備ときっかけ作り。

今まで僕は、用事や余程のことがなければ女子となんて滅多に話をしなかった。

そのせいか、きっかけがなければどうやって話し掛ければいいのか、全くわからない。

そのきっかけがこの計画。
目がよく合うからこそ実行できるもの・・・だと思う。