計画実行

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「ねぇ‥‥君いつも図書室にいるよね。」 「へっ?‥‥!?わ、わわ私ですか!?」 今日の図書室には誰もいなくて、いつもより静けさが目立ち、本当に2人きりな状態。話しかけるまではかなり緊張してたけど、彼女の抜けた言葉に少し力が和らいだ。 「そう、というか、今は君と僕しかいないよ。」 「え!?…あ、ああの…そ、その…」 彼女も緊張しているのか、はたまた今の状況を理解できずに混乱しているのか。会話になっていないが、どもる姿すらも可愛く見えてしまう。 「うん、まず深呼吸してみようか」 「は、はい!」 彼女は読んでいた本をおき、目を閉じて息を深く吸った。 ス~~~ッ…… ………………… あれ? 「…息吐かなくて…大丈夫?」 ………ハァ~~~~ 深く深く吸った息をようやく吐いた。 「…大丈夫?」
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