呪われた生い立ち

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私の母親は私を十代で出産 十代での出産は今現在十代の私には考えられない程大変だったのはわかる まだ出産どころか妊娠すら経験してない私が言うのも変だけど 体験してないからこそ凄く未知の世界だし 出産がいかに苦しいかとかテレビドラマで見ただけの想像 でしかわかってないけど… でも…だからって その苦しみを与えたのは子供で自分を苦しめた子供を憎む母親って本当にいるの? 一番最初に記憶に残った母親の声 『お前は母親を苦しめて産まれてきた』 私の母親は重度の妊娠中毒症で初産 普段から人に相談などをする性格ではなかった母は 妊娠中 父が派遣会社設立の為業務請負業から色々多忙だった為、誰にも不安とかを相談できずノイローゼ気味になってしまってた 母親の実の妹がそんな母親の代わりに私の育児を母親の母親と一緒にしてくれていた 母親の妹が何故度々私の家に泊まり込むのかは その数年後知る事に… まだ 幼稚園だった私は 保育園のお遊戯に母親代わりの母親の妹(洋子さん)がきてくれていた 洋子さんは私が自慢したいくらい美人でした でも時折私を見る目が *怖い* と 感じる事が… 洋子さんは舞妓さんから芸子さん 芸子さんからコンパニオン かなりの売れっ子だった為 常に携帯、携帯でした。 そんな洋子さんが珍しく 我が家に数日間お泊まり お寿司をとったりピザーラをとったりお祭りと正月とクリスマスが一挙にきた程の数日間でした 父は相変わらず自宅には着替えに帰るくらい… そんなこんなで洋子さんがお昼に私に お母さんと洋子どちらが好き? と聞いてきた 私は洋子さんと答えた 洋子さんは泣きながら私を抱き締めた 翌日、私が朝目を覚ますと下の階で犬達のはしゃぐ声 父はドッグコンテスト?などにも携わっていて自宅には白い熊みたいな大きな犬を飼っている 父が居る時には犬達がはしゃぐから直ぐにわかる 私はパジャマのまま下の階に行った 父は珍しくジャージ姿(いつもはセビロ) 父『お早う』洋子さん「おはよ」二人同時にはもったから私は笑いを吹き出した 洋子さんと父はお互いに照れくさそうに目と目を交わした 父は 『朝っぱらからだが、洋子さんをお母さんと呼びなさい』 とまだにやける私に言った …?! えぇぇぇ~っ どうゆうこと 混乱気味な私に 父は更に 『お前を産んだのは母親だが今の時代産んだのが誰とかなんたらは時代遅れだ』 いや、、オッサンの父が言うなよ(心のつぶやき)
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