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リビングへ入り、
「うぉー、広っ!俺の部屋と比べもんにならねぇよ」
そう言ったのは茂。
それぞれソファーや床などに座れば、机の上には買い物袋やビンなどが置かれた。
せっせと準備に取り掛かる先輩……サンタさん達。
サンタさんが机を拭く姿………何とも異様だった。
「あ、あの…何するんですか?」
やっとこさぁ疑問を口にすると……ソファーに座っている雛李先輩の足の間に座っている、僕の足元に座っていた新が説明をしてくれた。
「ほら、今日クリスマスだろ?本当は昨日する予定だったんだけど、それぞれ予定があって出来なかったから今日、皆でパーティーすることになったんだ。
んで、するなら愁兎を驚かしてやろうってなって、愁兎の部屋に押し掛けたわけ!ビックリしただろ?」
得意げに話す新。
僕はと言えば、てきぱきと袋に入っていたであろうお菓子を広げる人物に釘付けになっていた。
「……うん、ビックリしたよ。…………騎龍先輩もサンタさんになるなんて思いもしなかったもん。」
そう、あのクールな騎龍先輩までもサンタクロースになり、お菓子を必死に広げているのだ。
「あぁ…あれね。強制参加っつうことで着てもらった。」……
どんまい、先輩。
それはさて置き
「新……」
「ん、どうした?」
「………ケーキ…ある?」
…………
「うぁぁぁあ!」
!!
「やっぱ可愛ーなお前!あるよ!シェフ頼んで苺多めにしてもらったし!な!」
、
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