第23話『飛鳥-デイタラボッチ-』

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「杏華てめぇ!!」 「あ゛ーうざい、ガンガンする」 頭を抱え、暴言を吐く。 ちなみにこの光景、30分間続いている。 「ガタガタ抜かしているとまたあの時みたいに痺れさせるぞ」 「いや、それはちょっと・・・・・・」 詳しくは5話を参照してくれ。 「なぁカリバー、デイタラが見つからないんじゃ対処出来ないんじゃないか?」 『それは確かに・・・』 「その必要はありませんわよ」 「誰だ!」 振り返ると同じ位の歳だろうか、一人の少女が立っていた。 緑の長髪に黒いワンピース。 右手の薬指には紫色に輝くダイヤが埋め込まれた指輪をしている。 彼女は裄戸に不気味な微笑みを見せていた。 「棒原まとい。以後、お見知り起きお」 「はっ?まとい?」 『裄戸!こいつディレイドだ!』 「え、ええぇぇ!!」 「あら、ご存知無かったの?」
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