第一夜 懐刀
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「みすず!!あまり突出し過ぎず!!私から離れないでください」 蘭丸の声を聞いたみすずは少し走る勢いを落とした。 その時だった。 「止まっていただこう!!」 みすず達の前に敵将が現れた。あまり強そうには見えないが、油断はできない。 みすずは目を据えると、低く声を出す。 「どきなさい」 だが、敵将はどくことはなく、むしろ刀を振り下ろしてきた。 「みすず!!」 .
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