「ノイズ・チャンネル」

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ちょうどハガキよりも少し大きめの、黒くくすんだ古めかしい木製の箱。 それを開けると、中に入っていたのは、仮面のような物のデザインされた鍵と、深い蒼が際立つメッセージカードのようなもの。 「…なんだコレ?何かの鍵…だよな。」 銀製の仮面がデザインされた何かの鍵。手に持って眺めてみる。誰が何のためにこれを送ってきたのだろうか…。 次に蒼いカード。 とりあえず何かコレの情報が手に入るかも知れない。 二つ折りのカードを開くとちゃんと日本語で文字が書いてあった。 白いインクで書かれたそれは、かなり達筆で綺麗な文字で… 「これは君だけのもの。必要な時に使うと良い。君なら使える。君にしか使えない。」 とだけ書かれていた。 「なんのこっちゃ?」
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