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部屋に戻ると。
まだ静かな寝息が聞こえる。
そろそろ起こさないと、ね。
ベッドの上の彼にくっついて横になり
布団の上から、そっと身体に手を回して
腕をさすってみた
「スースー スー んー」
ぽんぽんっ
彼の腕の上で手のひらを軽く弾ませてみる
「んんん んー・・・」
もう一度。
ぽんぽんっ
「ん。んーーー」
うっすらと彼の目が開いた
「んは… おはよ、トーコ」
キミって。とても寝起きがいいのね。
アタシはこんなに早く反応できない。普段は「寝起き最悪極悪人」なんだ;
うわやましいわぁ
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