甘く香る…萌え

54/61
2467人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
彼が着替えている間、ポットのお湯が沸いたことを確認。 「インスタントのコーヒーと緑茶があるけど、どっちか飲む?」 「んー。じゃあコーヒー!」 備え付けのボードからカップをひとつ取り出し、コーヒーを煎れた。 着替え終わった彼は、TVをつけ、ボーッと眺めている。 「はい、どうぞ。熱いから気をつけて」 「ん。ありがと」 アタシはコーヒーが苦手なので、湯飲みを取り出し、緑茶を煎れた。 ホッと一息。 なんか。 マッタリしていてイイな、この空気。 二人とも、ただ黙ってTV眺めてコーヒーとお茶をすすっていただけなのだけれど。 和む。 縁側で日向ぼっこをする爺サン婆サンみたいな(笑)
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!