甘く香る…萌え

55/61
2467人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
リリリリr… 突然ものすごい音がした。 ハッ 部屋の電話だ ベッドの枕元にある電話を慌ててとる。 「そろそろお時間ですよ」 受話器の向こうでオバサマが言う。 「あ、はい。そろそろ出ます」 チェッ。せっかく和んでたのにぃ。 仕方ないけど^^; 「お。もう時間かあ?」 彼が振り向く。 「うん。行かなきゃね」 「おう」 飲み干したカップと湯のみ、そして吸殻いっぱいの灰皿をテーブルの上にまとめ、部屋の玄関に向かった。
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!