記憶を彼方へ

3/8
2467人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
そして何事も無かったように続く生活。 夏休みも取らず、会社と家の往復。 息抜きにネトゲ。 ああ。なんて寂しい生活をしているオンナなのかしら… 彼とは。 ネトゲで一緒になったときは、あんなコトが無かったかのように『仲良しのひとり』として今まで通りに遊んでいた。 8月が終わろうとする頃には、彼はリアル生活が忙しくなり、ネトゲでも見かける回数は減っていった。 メールもまた同じ。 電話も、無かった。
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!